スロットルワイヤー製作。 タイコ付け

このブログの内容を実際の作業の参考にされる場合、もし何かあっても 自己責任でお願いします。 計測した数値等に関しても鵜呑みにせずに、作業される時に実測してくださいね。

 

 

現在、CD125TにCB125Tのエンジンをスワップ(積み替える)作業をブログでアップしておりますが、今回はその番外編。( ̄Λ ̄)ゞ

 

前回の記事でエンジンの積み替え自体は成功したことはお伝えしましたが、それに伴いやることは沢山です。。。

今回は大掛かりな作業ではなく、小ネタ程度。

 

CDのフレームにCBのエンジン積んだ。キャブもCBのツインキャブに換えた。・・・CDのスロットルワイヤー付かない。。。(>_< )

CD用のスロットルワイヤーではCBのキャブにはインナー長が短いようで、無理やり取り付けるとスロットルが3分の2ぐらい開きっぱなしの状態になっちゃいます。

 

CB125T用のスロットルワイヤーを買おうかとも思ったのですが、なるべく出費は抑えたいところ。。。

 

・・・そういえば、キタコのハイスロを買ったときに付いてた未使用のスロットルケーブルがあったじゃないですか!・・・でもタイコ(ケーブルエンド)の形が違う。

ってことで、スロットルワイヤーのタイコの部分を自作します。(≧ω≦)b

 

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↑加工するスロットルワイヤー。既に要らない部分はちょん切ってあります。

 

赤丸のがもともと付いてたタイコ。米粒ぐらいの大きさで、タイコが縦向きについてます。コレではCBのキャブには使えません。

青丸のが今回取り付けるタイコ。小豆ぐらいの大きさで、純正のケーブルのタイコに良く見られるサイズだと思います。 ボルトの頭をグラインダーで落として、中央に穴を開けて、裏側には皿状の窪みを掘ってあります。

 

青丸で囲んである自作タイコの左側にあるのが、自作タイコの元の状態。

バッテリーのボルトです。 銅が混ざってるのかな・・・? 比較的ハンダが付きやすいらしいので今回使うことに。

ワイヤーの太さは1.2mm。 タイコの穴の径は、1.5mmのドリルの刃があったので1.5mm。 裏の皿状の部分は3mmの刃で加工しました。

 

タイコの皿状になってる方を先端側にしてタイコの穴にワイヤーを通し、ワイヤーの先端より数ミリ手前をハンダ付け。 ワイヤーの先端はほぐして放射状に(花びらのように)360度全方位に広げます。

この辺までは詳しく説明されているブログやサイトがあると思います。

 

手元にある40wのハンダコテではなかなかハンダ付けできないのでここからは我流ですが、タイコ全体と、ワイヤーとタイコ接合部にフラックスを付けて、半田を巻き付けてアルミホイルを4重ほどになるように折りたたんで包みます。 ホイルは内側にあまり空間が出来ないようにギュッと押さえて置きます。

 

そしたらアルミホイルで包んだタイコの部分をロウソクの火で熱します。。。(・・;)

 

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↑ロウソクで熱し、ホイルを剥がした状態。

ある程度冷めてからホイルを剥がすようにしましょう。 アツアツの状態で剥がすと、ワイヤーがプラプラとしなった拍子に溶けた鉛が飛び散ったりして危険ですし、その状態ではまだワイヤーとタイコの間はハンダが固まっておらず、不安定です。

 

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盛り上がった部分をニッパーでカットし、ヤスリで形を整えて完成です。

 

ポイントとしては、ロウソクで熱する時間は10秒以上ってトコでしょうか・・・?

熱するのは、ハンダを溶かす目的でもありますが、タイコとワイヤーをハンダの融点以上に加熱する目的もあります。

熱し始めて直ぐにフラックスがジューッ・・・と音を立てますが、その後しばらくして直ぐにハンダは融けると思います。 不安ならだましだまし熱しちゃー確認して・・・でも良いかも?(それで良いかは分かりませんけどね) 仕上がりに納得いかなければ、その上から追加でフラックス塗布してハンダ巻いてホイルで包んで過熱・・・の作業を1、2回程繰り返しても良いと思います。 自分は計3回やってます。

それと、直接ワイヤーを火で炙らないように。 硬くなったり酸化して脆くなる可能性があると思います。 ちゃんと広めにアルミホイルでカバーしときましょう。

 

今回の作業で思いのほか上手く行ったので自分自身としては割りと満足してマスヾ(〃^∇^)ノ

ぁ、それと、作業が終わったらハンダ付けした付近は洗浄しときましょう。 フラックスがワイヤーを酸化させるかもしれませんので・・・

 

まだ実際に使用してはいませんので強度とかはどうか分かりませんけども、また実際に使ってみてちょろっと報告したいと思いますo(^-^)o