サーキット走ってきた。

 

先日、大分県竹田市のサーキット「SPA直入」に行って来ました。(≧ω≦)b
10月14日に開催されたウィークデーサーキットランフェスタに参加してきたのです。

SPA直入では、サーキットが主催するサーキットランフェスタ(走行会)というイベントがあり、125cc以上のミッション車でちゃんとしたメーカーのフルフェイスのヘルメットがあれば誰でもサーキット走行が楽しめるというイベントなのです(*^-^)

 

一回の走行は20分。一日のイベントで4回走行枠があります。レベルも4~5クラスに分けられており、中でも一番ユルいツーリングクラスという、スピードが100㌔程度に制限されていてコーナーでの追い越し禁止、革つなぎ不要で、スクーターでも参加できるクラスもありますよ。(そして参加料も比較的リーズナブル)

 

2年程前にもSPA直入の走行会で走ったことがあるのですが、現在ツナギを持っていないのと、CD125Tで参加すると言うこともあり今回はツーリングクラスに参加することに。 

・・・実を言うと、ふと思い立って開催の3,4日前に申し込んだのでした。(開催の10日以上前に申し込んで参加料の支払いをしないと料金割り増しになります!)

 

一応CB125Tのエンジンに積み替え、幾分かはパワーアップしてるとは言え、全開走行を強いられることになるので整備には念を入れていたのですが、サーキットを走行するまでに様々なアクシデントに見舞われることに。。。 (T∇T )

前日の夕方にバイクを左に倒してしまい、左のミラーを割り、キーシリンダーをもいでしまうと言うミス。。。 その日のうちに配線をハンダ付けしてギボシの抜き差しでメインキーのON/OFFが出来るようにしました・・・。


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↑SPA直入にて。
朝五時前ぐらいに家を出たのですが、予想以上に早く到着したのでゆっくりとミラー等取り外しと灯火類のテーピング(コケて割ったときに破片が飛び散らないようにするため)を終わらせ、車検も無事合格。


サーキットで走る前には車検を通すのですが、陸運局で受ける車検とはちょっと違うものの、オイル漏れや危険な改造では無いか等、安全のための車検であることには違いはありませんね。
でもこの車検が何かとドキドキしちゃうんですよね。。。 実際には(感覚的に)数十秒程度でクリア。

サーキットのスタッフさんもCDを見て珍しがってる様子でした(〃 ̄ω ̄〃ゞ

 

その後数名の方に声を掛けていただいて、「コレ何ってバイクですか?」って聞かれたりイロイロと会話が弾みましたよ(●´ω`●)ゞ

 

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正直ちょっとはこのバイクでサーキット走るのに不安はあったものの実際走ってみれば、125ccでも全然楽しめちゃいますね。  も少しパワー欲しい気もスルケドネ。
コーナーでの切り返しが軽快で思い描くラインでヒラヒラと走れました(((((((((((っ・ω・)っ
ただ、直ぐにステップ擦っちゃうので思いっきり身体をインに入れないと曲がりません!

 

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↑淵まで小さいヒジキが付いてます。
サーキットで思いっきり走るとタイヤカスが浮いてくるのです。 

とあるバイク乗りの方が言うに、コレをヒジキと呼ぶそうで。 パワーがあるバイクで走るともっとおっきいヒジキがびしっと付く様です。

 

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朝からは峠路の脇にある温度計が5℃とか6℃とか表示していて、燃調も薄い症状出まくりでしたが日中は天気も快晴で気温もそこそこ上がり、絶好のバイク日和となり気持ちよく走りを楽しめました!
ただちょっとキャブセッティングは甘かったけどー。

 

 

ちょっとだけ番外。。。

 

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↑前日ミラーとキーシリンダーを壊す前に、オイル交換(オイルストレーナー清掃も)とリアショックの交換も行ってました。
リアショックはGB250クラブマンの純正。
CDのショックはふわんふわんしすぎて少々落ち着きが無い感じでしたが、GB250のは割とダンパーが効いてるようで、しっとりかつしなやかな感じに。 

リアの車高が上がってハンドリングに影響してきますが、フロント18インチ化とスイングアームを長くしてるのでバランスは取れているかと。 バンク角も増えて、左に傾けたときもスタンドを先に擦らずにステップを擦るまで倒せるようになりました。
プリロードは最弱にしてますがスプリングも硬すぎず、丁度いい感じ。加速・減速のときの重心移動が分かりやすいです。(あくまで個人的な感想です)


あと、他車種のリアショックを取り付けるときには取り付け穴のサイズを合わせるためのカラーを作るなり買うなりしましょう。


それともうひとつアクシデント・・・。

 

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行きがけ途中にマフラーのフランジボルトが折れたのでした( ̄▽ ̄;)!!

CBのエンジンに積み替えてから、キャブセッティングがキッチリ出てなくて、スロットル中開度でぎこちなさがあったものの、時間もないしこの程度なら・・・どうにか成るでしょうと思っていたのが、早朝に山を走るとモロに薄い症状が出てきてプラグも白いし、終にはスロットルを開けるとピキピキピキ・・・という音まで出始めて。 

あちゃ~、ノッキング?? コレ、サーキットどころじゃないかも?と思いながらバイクを停めてエンジンを覗き込むと・・・マフラーのフランジボルトが折れて排気漏れを起こしてる音でした。

とりあえず片方のナットを強めに締め込むという処置で走ってきました(゚ー゚;A

 


今回参加したSPA直入のサーキットランフェスタ、走行中にスタッフのカメラマンさんが写真を撮ってくれて、後日走行中の写真をSPA直入のHPにアップして貰えるので、直入のホームページに今回の写真がUPされ次第またちょっと記事を書こうと思います(。・ω・)ノ゙

Myバイク(CD125T)とスワップ計画【3】

このブログの内容を実際の作業の参考にされる場合、もし何かあっても 自己責任でお願いします。 計測した数値等に関しても鵜呑みにせずに、作業される時に実測してくださいね。

 

着々と進んでいるCD125Tのエンジンスワップ(積み替え)計画もいよいよ大詰め。∩(´∀`)∩

前回書きました、電装・点火系の移植作業のときの画像がひとつ出てきましたよ。

 

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↑CB125Tのハーネス(配線)から点火系、主にCDI周辺を抜き出したところです。
それをCD125Tのものと交換っ。(*`д´)b


一箇所は配線ミスしてるかも・・・みたいなことも前回書いてましたが、正確には2箇所はミスってるかも知れない。。。
ひとつはギアが入ってる状態でクラッチを握らなくてもセルが回っちゃう。
ま、コレに関しては個人的には特に気にならないし、全然目を瞑れる程度のコト。

もうひとつ。 メインキーを切ってもエンジン止まんない。。。(;´Д`)
この不具合が電装の配線の問題だということは特定できてますし、大体、問題の箇所の検討は付いてるので追々修正していく予定。
今のところエンジン停めるときはキャブのアイドリング調整スクリューを緩めて停めてます・・・。

 


そして、キャブレター・エアクリーナーの課題。。。
コレも前回、特に触れることなくスルーしてましたが、CDのフレームにCBのツインキャブを着けるとなると、キャブレターとフレームがカナリ接近し、エアクリーナーを取り付けるスペースがとても狭くなってしまいます。
CBのエアクリーナーボックスはダクトの角度的にNGかなぁ。バッテリーも移設させたりすることになるでしょうし。
パワーフィルターを使う手もありますが、CBのキャブ(VE26)に着けられるパワフィルの口径は50mm。(多分)
スペース的にストレートはちょっとムリかと思われ。じゃあ90°曲がってるエルボーのフィルターなら・・・とも思ったけど、50mmのエルボーのパワフィルって探しても出てこない。。。 もし有ったとしても、右側のキャブなんかはバッテリーの位置的にこれまた取り付けが難しそう。(ノ_-。)

とゆーわけで・・・・・・

 

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↑CD250Uのエアクリーナーボックス

CD250UはCD125Tと(ほぼ)共通のフレームで、233ccのエンジンを積んだツインキャブのビジネスバイク。
エアクリーナボックスの形状自体はCD125Tのものとほぼ同じで、配管がツインキャブに対応した形になってますね。
ダクト(配管)の内径も結構太くて、180°ツインエンジンの高回転域でもちゃんと回ってくれるかも?

付いていた純正のフィルターは結構汚れているようでしたので、濾紙の部分をカッターで切り取り、エアフィルター用のスポンジを丁度いい大きさに切って、エンジンオイルを染み込ませて湿式フィルターとして使うことに。

 

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最初は接着剤でスポンジを完全に固定してしまおうと思ってたのですが、湿式のスポンジフィルターは洗浄して数回は繰り返し使えることが利点でもあり、接着剤でくっ付けちゃうと洗浄したいときに分解出来ないし、オイルを染み込ませた後に余分なオイルを絞ったりも出来ないので・・・針金を巻いてスポンジを固定。 スポンジはほんの少し大きめにカットしておくと針金での固定でも隙間が出来にくいかと思います。(。・ω・。)

 


最後はチェーンライン
CDとCBのエンジンはカウンターシャフトの長さが違い、CDにCBのエンジンを乗っけただけでは
チェーンがまっすぐに成らずに斜めってしまいます。
対処法としては、CBのエンジンのカウンターシャフトをCDのものに変えてしまう。・・・というのは確実かもしれませんけど、とても大掛かりです。
なので、後輪のハブとリアスプロケットの間にスペーサーを入れ、エンジン側のスプロケ(歯車)が外側に張り出した分、後輪のスプロケを同じ幅外側に張り出させようという方法を採りました。(。・x・)ゞ

 

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↑この10mmの厚みのスペーサーをハブとスプロケの間に入れてドリブン(リア)スプロケを外側に10mmオフセットさせます。
前回、CDとCBのカウンターシャフトの長さは、デジタルノギスで測ったらCBのほうが11.3mm長かった・・・と書いてました。
ネットで購入したスペーサーは一番目的のサイズに近かった10mmをチョイス。
が・・・カウンターシャフトって手で動かしてみたら1mmぐらいガタがあって、(ニュートラルだったからかな?)(・・・というか、ガタがあるんだから11.3mmという数値自体信用ならないですよね)ちょっとぐらいならどうにかならないかな・・・?と思い、とりあえずリア側を10mm外にオフセットさせて、試しにチェーンまで着けてみると。。。

・・・え?見た感じちゃんと真っ直ぐなってるように見えるけど?(* ̄∇ ̄*)

上の画像の、左側にあるのはエンジン側の(ドライブ)スプロケットのフィキシングプレート(固定用の金具)を加工したもので、これでエンジン側のドライブスプロケを1mm程内側にオフセットさせ、後輪側のドリブンスプロケを10mm外側に出し、大体11mmのシャフトの差をトントンにしてしまおうという算段でしたが、リア側を10mmオフセットした時点で見た感じ問題なさそうなレベルでしたので、消耗部品をカナリ甘い精度で加工したスペーサーをフロント側のスプロケ着けたりはしないことにしました。

 

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コレで一応エンジンスワップの作業は完了ですっ(・0・)ゞ

CD125Tのものに比べると3周りほどでっかいCBのCDIの収納場所はまだ決まってなくて、とりあえずバッテリーを固定してるゴムバンドでバッテリーと一緒に固定してます。 ただ、右側のサイドカバーは着けられませんけどねー。

あ、そうそう。この記事書いてる時点で既に実走とかキャブセッティングまでやってるんですけど、番外編として書いた記事の自作スロットルワイヤー。強度的に今のところ大丈夫そうです。現時点で特に不具合はナシッ。("`д´)ゞ

CBのエンジン。・・・とても軽やかな印象です。 振動もCDに比べるとカナリ少ないかも。

これでエンジンスワップは成功して、走れる状態に持ってこれましたけど、これからはぼちーぼち日常的に走りながら「煮詰め」て行こうと思います。(((((((((((っ・ω・)っ

スロットルワイヤー製作。 タイコ付け

このブログの内容を実際の作業の参考にされる場合、もし何かあっても 自己責任でお願いします。 計測した数値等に関しても鵜呑みにせずに、作業される時に実測してくださいね。

 

 

現在、CD125TにCB125Tのエンジンをスワップ(積み替える)作業をブログでアップしておりますが、今回はその番外編。( ̄Λ ̄)ゞ

 

前回の記事でエンジンの積み替え自体は成功したことはお伝えしましたが、それに伴いやることは沢山です。。。

今回は大掛かりな作業ではなく、小ネタ程度。

 

CDのフレームにCBのエンジン積んだ。キャブもCBのツインキャブに換えた。・・・CDのスロットルワイヤー付かない。。。(>_< )

CD用のスロットルワイヤーではCBのキャブにはインナー長が短いようで、無理やり取り付けるとスロットルが3分の2ぐらい開きっぱなしの状態になっちゃいます。

 

CB125T用のスロットルワイヤーを買おうかとも思ったのですが、なるべく出費は抑えたいところ。。。

 

・・・そういえば、キタコのハイスロを買ったときに付いてた未使用のスロットルケーブルがあったじゃないですか!・・・でもタイコ(ケーブルエンド)の形が違う。

ってことで、スロットルワイヤーのタイコの部分を自作します。(≧ω≦)b

 

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↑加工するスロットルワイヤー。既に要らない部分はちょん切ってあります。

 

赤丸のがもともと付いてたタイコ。米粒ぐらいの大きさで、タイコが縦向きについてます。コレではCBのキャブには使えません。

青丸のが今回取り付けるタイコ。小豆ぐらいの大きさで、純正のケーブルのタイコに良く見られるサイズだと思います。 ボルトの頭をグラインダーで落として、中央に穴を開けて、裏側には皿状の窪みを掘ってあります。

 

青丸で囲んである自作タイコの左側にあるのが、自作タイコの元の状態。

バッテリーのボルトです。 銅が混ざってるのかな・・・? 比較的ハンダが付きやすいらしいので今回使うことに。

ワイヤーの太さは1.2mm。 タイコの穴の径は、1.5mmのドリルの刃があったので1.5mm。 裏の皿状の部分は3mmの刃で加工しました。

 

タイコの皿状になってる方を先端側にしてタイコの穴にワイヤーを通し、ワイヤーの先端より数ミリ手前をハンダ付け。 ワイヤーの先端はほぐして放射状に(花びらのように)360度全方位に広げます。

この辺までは詳しく説明されているブログやサイトがあると思います。

 

手元にある40wのハンダコテではなかなかハンダ付けできないのでここからは我流ですが、タイコ全体と、ワイヤーとタイコ接合部にフラックスを付けて、半田を巻き付けてアルミホイルを4重ほどになるように折りたたんで包みます。 ホイルは内側にあまり空間が出来ないようにギュッと押さえて置きます。

 

そしたらアルミホイルで包んだタイコの部分をロウソクの火で熱します。。。(・・;)

 

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↑ロウソクで熱し、ホイルを剥がした状態。

ある程度冷めてからホイルを剥がすようにしましょう。 アツアツの状態で剥がすと、ワイヤーがプラプラとしなった拍子に溶けた鉛が飛び散ったりして危険ですし、その状態ではまだワイヤーとタイコの間はハンダが固まっておらず、不安定です。

 

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盛り上がった部分をニッパーでカットし、ヤスリで形を整えて完成です。

 

ポイントとしては、ロウソクで熱する時間は10秒以上ってトコでしょうか・・・?

熱するのは、ハンダを溶かす目的でもありますが、タイコとワイヤーをハンダの融点以上に加熱する目的もあります。

熱し始めて直ぐにフラックスがジューッ・・・と音を立てますが、その後しばらくして直ぐにハンダは融けると思います。 不安ならだましだまし熱しちゃー確認して・・・でも良いかも?(それで良いかは分かりませんけどね) 仕上がりに納得いかなければ、その上から追加でフラックス塗布してハンダ巻いてホイルで包んで過熱・・・の作業を1、2回程繰り返しても良いと思います。 自分は計3回やってます。

それと、直接ワイヤーを火で炙らないように。 硬くなったり酸化して脆くなる可能性があると思います。 ちゃんと広めにアルミホイルでカバーしときましょう。

 

今回の作業で思いのほか上手く行ったので自分自身としては割りと満足してマスヾ(〃^∇^)ノ

ぁ、それと、作業が終わったらハンダ付けした付近は洗浄しときましょう。 フラックスがワイヤーを酸化させるかもしれませんので・・・

 

まだ実際に使用してはいませんので強度とかはどうか分かりませんけども、また実際に使ってみてちょろっと報告したいと思いますo(^-^)o